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刑事弁護センター
1 当委員会の概要
当委員会は、わが国の現在の刑事手続を抜本的に見直し、制度の改正と運用の改善を図るとともに、個々の弁護活動の充実・向上をめざして、各弁護人に対する情報の提供、研修の強化など個々の弁護活動に必要な支援をすすめ、あわせて刑事裁判についての国民の理解を広げ、国民のより積極的な司法参加の実現を図ることを目的・任務として日々活動しています。
2 現在の活動紹介
刑事弁護センターでは、主に以下のような活動をしています。
(1)当番弁護士の派遣
(2)刑事司法制度の改正と運用の改善を図るための活動
1. 裁判所、検察庁、刑事施設、警察関係機関との協議等
2. 裁判員裁判に関する裁判所、検察庁との意見交換会
3. 国選弁護対応態勢の充実、強化
4. 取調べ可視化の推進(3)会員の弁護活動の充実・向上のための意見交換会や研修の実施
(4)刑事裁判についての国民の理解を広げ、国民のより積極的な司法参加の実現を図る活動
刑事手続(刑事弁護)関係の講演、研修会、説明会、模擬裁判などへの講師の派遣(講師派遣を希望される方は金沢弁護士会にお電話下さい)(5)通訳人の募集と研修会の開催
(6)司法修習生に対する研修
※国選弁護とは?
国選弁護制度とは、刑事事件の被告人(裁判所に訴えられた人)及び被疑者(嫌疑をかけられて勾留された人)が、お金がない等の理由で自ら弁護人を選任できない場合に、本人の請求又は法律の規定により、裁判所が弁護人を選任する制度です。
(1)被疑者国選弁護制度
犯罪の嫌疑を受けている人を被疑者といいますが、勾留(逮捕に引き続いてなされる身体拘束)された被疑者がお金がないなどの理由で弁護人を選任することができない場合に、本人から請求又は法律の規定によって国選弁護人がつくことになります。
詳しくは、金沢弁護士会までお問い合わせ下さい。
(2)被告人国選弁護制度
裁判所に訴えられた後に、被告人がお金がない等の理由によって、弁護人を選任することができない場合に、本人の請求又は法律の規定によって裁判所が弁護人を選任する制度です。